三つ音会について

三つ音会は、「箏」「三味線」「尺八」の三つの音を基本に、日本の伝統的な音楽を継承する団体です。

三つ音会は、「箏」「三味線」「尺八」の三つの音を基本に、日本の伝統的な音楽を継承する団体です。
三つ音会は生田流筝曲大師範筒井詠子による筝曲三絃教室であり、祖母筒井三木子師(国風音楽会大師範)から1985年(昭和60年)に継承。初心者から経験者まで、さまざまな年代の社中が在籍し、稽古に励んでいます。
演奏曲は、古典・現代曲・ポップスなどTPOに合わせた楽曲を幅広く練習しています。

箏は、日本の伝統楽器(和楽器)の一つ。十三本の糸を基本に、十七絃箏など種々の多絃箏があります。箏は一面、二面と数え、弦楽器のツィター属に分類されます。
箏の歴史は古く、和琴の原型としては弥生時代からありました。当時は呪術用の楽器として使用されていたとみられています。
古い時代、弦楽器は人間が息を吹き込んで音を出す管楽器よりも高尚とされ、 祭祀にまつわる楽器として大切にされていました。 その音色は高貴で美しくそれでいて穏やかな不思議な魅力を持っています。

三味線

三味線は14世紀末に中国からまず琉球に伝わり、 16世紀頃に堺に伝わって琵琶法師達によって改良されたものが始まりと言われています。この改良によって喜怒哀楽の幅を広く持つことができた三味線音楽は、分化を繰り返して大きく発展し、 今では日本を代表する弦楽器となりました。
三味線は、日本の有棹弦楽器であり、弾いて演奏される撥弦楽器。
四角状の扁平な木製の胴の両面に猫や犬の皮を張り、胴を貫通して伸びる棹に張られた弦を、通常、銀杏形の撥(ばち)で弾き演奏します。

尺八

尺八は日本の木管楽器の一種です。中国の唐を起源とし、日本に伝来しましたが、その後空白期間を経て、鎌倉時代から江戸時代頃に現在の形の祖形が成立しました。
「尺八」の名で呼ばれてきた楽器は複数あり、狭義には現在使用されている普化尺八(ふけしゃくはち)を指します。
現行の普化尺八は、伝説では9世紀ごろに唐の禅僧普化の弟子張伯が虚鐸(きょたく)として発明し、1254年に心地覚心が日本に持ち帰り、1400年ごろに虚無(楠木正勝)が広めたという伝承があります。
名称は、標準の管長が一尺八寸(約54.5cm)であることに由来。英語ではshakuhachiあるいは、Bamboo Fluteとも呼ばれています。